就職活動の戦略

【ブラック企業】会社選びに失敗した!ブラック企業の特徴7選

ブラック企業にいるのは時間のムダ

20-30代は貴重な時間です。この期間の頑張りが将来の年収に大きく影響しておきます。

ブラック企業は成長する機会がないので、滞在すればするほど自分の価値が下がっていきます。20-30代にブラック企業で働くことは、大きな機会損失になります。

新卒でも早めに脱出すべし

私自身は1社目がブラック企業でした。新卒の就活に大苦戦したこともあり、他に入れる企業がなく渋々入社しました。ブラック企業かつ倒産寸前だったので、結局2年目に転職しました。

「新卒は3年我慢すべし」という世論が根強いので「あと1-2年は我慢しなきゃ…」という人もいるかもしれませんが、毎日無駄な時間を過ごしていることを自覚して早めに脱出すべきです

ブラック企業の特徴はこちらです。今いる企業に多く当てはまるようであれば、早めに脱出すべきです。

  1. 社長が表に出てこない
  2. 財務状況が公開されていない
  3. 残業代が出ないor少ない
  4. 有給が取れないor消滅している
  5. エース社員が不在
  6. 突如消える社員が多い
  7. 暇な社員が多い

詳細を説明します。

ブラック企業の特徴7選

1.社長が表に出てこない

社長は頻繁に目にする人ではありませんが、「ここ半年全く見ないな…」などあまりに音沙汰がないときは危険です。コロナ渦の中では直接会うことはなくとも、全社にメールするなどオンラインでのコミュニケーションは可能だからです。

私のいたブラック企業では、1回も社長を見かけたことはありませんでした。「体調が悪くて入院しているらしい」など現状のステータスも不明確でした。ボーナスの時期にだけ「財務状況が苦しい中銀行に融資をお願いして、なんとかボーナスを捻出した」という謎の手紙が配られるという… しかもボーナス3万円…

未上場の中小企業だと外部の目が甘いこともあり、社長不在でもなぁなぁで経営できてしまう企業も多いかもしれません。ただ、社長が会社の方向性を決めることには違いないので、「長期間社長の音沙汰がない=会社が危うい」と考えて問題ないと思います。

2.財務状況が公開されていない

一般的には上場企業でもない限りは、中小企業の多くの財務状況は外部には公開されていません。

しかし、売上や営業利益など基本的な財務状況は社内に対しては公開されているべきです。私がいたブラック企業のように、人事の人に「御社の前年度の売上はいくらですか?」と聞いたときに、

売上?わかんないな~

と返ってきたら結構ブラック度が高いです。財務状況が良くても悪くても、社内には共有すべきですよね。

社員だって売上が良かったらボーナスUPしてほしいし、経営状況が悪化していたら転職の準備をしたいものです。私のいたブラック企業は財務状況が最悪になってから「うちの会社ヤバいです」といきなり財務状況を公開し始めたので、社内は大混乱でした。。。

3.残業代が出ないor少ない

働き方改革で残業規制は強化されていますが、大企業に比べて中小企業は監視の目が行き届かないこともあり、規制が逆効果に働いている企業も多いと思われます。

残業規制をすり抜けるために「家でやれ」と言われたり、「残業上限時間を超えるから、タイムシートに残業時間をつけるな」とサービス残業をやらされる人も増加しているのではないでしょうか。

私のいたブラック企業は残業代は1時間あたり180円でした。どういう計算をしているのか謎ですが、22時を超えても180円でした…。当時は1年目で残業代の計算方法について無知だったので会社に訴えることもできませんでしたが、訴えられるレベルですよね。

とにかく残業代が出ないor少ない企業は、従業員からお金・時間ともに搾取しているのでブラック企業に間違いありません。

4.有給が取れないor消滅している

有給に関しても働き方改革で推進されていますが、中小企業は有給が取りにくい会社が多いです。私自身も中小企業・大企業の両方を体験、周囲の友人の話の両方を総合しても、その通りだと思います。

有給を申請したら怒られるという事実はないのですが、周囲で有給を取得している人が少ないんですよね。

大企業だと1週間以上の有給を取得する人は普通ですが、中小企業だと3日間の有給でもかなりレアケースではないでしょうか。「1週間有給を取得できない=ブラック」ではないですが、さすがに慶弔以外で2-3日連続の有給も取得させてもらえないのであれば、ブラック企業と認定すべきです。

私のいたブラック企業では、正月休みなど公休日でなぜか有給が消化されていました…。

全く有給取得していないのに、気づけば有給が残り3日しかない…

このように「知らぬうちに有給が減っている」人は、確実にブラック企業と考えて問題ありません。

5.エース社員が不在

会社は2割のエースが残り8割の給与を稼いでいるというのは有名な話ですよね。ブラック企業はそのエース社員がいません。または、エース社員とされている社員が有能ではない、ことも多いです。

私のいたブラック企業は後者のパターンでした。エース社員とされている中堅社員がいるものの、実際は上層部に媚びへつらって大手のルート営業を担当しているのみ。更に後輩の育成は全くしていませんでした。新卒の私は「なぜこの人がエースなんだ…」とひたすら疑問でした。

エース社員がいないと若手も育たないので、若手も活気がないんですよね。ブラック企業には「特にスキルを獲得できる会社ではないので転職ができない、しかし会社には不満を持っている」若手が多いです。彼らと群れて不満を言っていてもメリットは何一つないので、早めに脱出しましょう。

6.突如消える社員が多い

普通の会社にも突如出社しなくなる社員は多いと思うのですが、やはりブラック企業の方がダントツです。

下記が主な理由として考えられます。

  • ハラスメントが横行
  • サポート体制が未整備

私がいたブラック企業ではセクハラ・パワハラが横行していました。例えば、勤務時間中に会長のおじいさんから同期の可愛い女子に、「今週の土曜に二人で水族館に行こう」という内線かかってくることも日常茶飯事でした。ブラック企業にコンプライアンスなんて言葉は存在しません。。。

普通の会社だと鬱病など心の病気で休んでいる人は一定数いますが、ブラック企業にはいないんですよね。上記の通りセクハラ・パワハラは横行しているので心の病の母数は多いものの、病気で休んでいる人をサポートする体制がないので、もう速攻辞めるしか選択肢がないんですよね。よって、突然会社に来なくなる人が多いのです。

7.暇な社員が多い

大企業ではよく「暇なおじさん」が話題になりますよね。毎日席で新聞読んでコーヒー飲む以外は何もしないおじさん。ただこれって「おじさん」だから笑いの対象になるんですよね。

ブラック企業は「この人毎日何しているんだろ?」という若手の暇な社員が多いです。理由としては、下記2つが多い要因です。

  • 仕事は真面目な人に集中するため、やる気のない人は暇
  • 年功序列なため、毎日暇でも忙しくても給与が変わらない

こっちは忙しいのに暇な若手社員に雑用を押し付けられることもあります。本当に無駄な時間です。そんな会社は早めに脱出し、若手のうちは尊敬できる同世代が身近にいた方が、今後の成長を考えると健全だと思います。

さいごに

同じ会社にずっと勤めているとブラック企業体質が「当たり前」となり、心身ともに蝕まれてしまいます。他人と比較することでブラックさは際立ってくるので、定期的に他社の友人と情報交換をすることをオススメします。

私の場合は1社目がブラックだったので、「こんなもんなのか?」と思っていましたが、久しぶりに同級生の友達と比較して驚いたものです。そこから脱出までに結構苦労しましたが、今では本当に脱出を決心してよかったと実感しています。

転職エージェントを活用すべし

20-30代では転職経験が少ない人が多いので、転職エージェントを活用しましょう。私がオススメするのは、マイナビジョブ20’sです。

実際に第二新卒転職の際に利用しましたが、履歴書や職務経歴書の基本的なフォーマットがあったり、転職の基本的ノウハウが掲載されているので、基礎を学ぶのに便利です。

職務経歴書のレビューや模擬面接を何回かお願いしましたが、丁寧に対応してくれました。最終的にコンサルティング会社への内定が決まったときは一緒に喜んでくれました。

複数の転職エージェントを使用したい人は、最も案件数が多いマイナビジョブ20’s
を主軸に使用し、サブ的に他エージェントからの案件も吟味することをオススメします。

こんな記事もあります。

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リーマン姉さん
コンサル業界に10年程在籍しています。20代は新卒1年目に会社が倒産するなど、 暗黒時代でした。今までに4回の転職を経験した結果、現在の会社では年収400万円UPに成功しました。 そんな私が、「気楽にいきる術」をお伝えしていきます!

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