転職活動をするのは在職中?退職後?
転職活動をする際に、
と悩む人は多いのではないでしょうか。
忙しくても精神的負担を考えると、在職中に活動すべし
私は、どんなに忙しい人であっても「在職中での転職活動」を推奨します。理由は、退職後の転職活動が精神的にツラいからです。
私は退職後の転職活動の経験はありません。ただ、パワハラ上司による試用期間中の解雇によって、退職日が決まっているうえでの転職活動をした経験があります。退職日が決まっていると「あとxx日で無職」というカウントダウンがあるため、精神的に参りました。
当時は独身かつ実家に居てしっかり貯金もあったので、直近の生活への不安はありませんでしたたが、「無職への恐怖」は相当メンタルがどん底に落とされました。家族を養っている人であれば、無職に対するプレッシャーは相当です。
無職への恐怖が及ぼす最大のデメリットは、「もうどんな会社でもいい」と自暴自棄になってしまうことです。
年収を上げたい、ワークライフバランスを改善したい、ブラック企業を抜け出したい等、
色々思いで転職活動を始めたはずなのに、焦りから「入社できればどこの企業でも良い」というメンタルになってきてしまいます。
落ち着いた精神状態で自分に適した企業を選定するためには、在職中の転職活動を推奨します。
面接までに仕事が終わらない、は避けよう
特に日々の残業時間が多い人ほど、在職中の転職活動は非常に厳しくなります。面接時間は通常18時開始で、遅くても20時開始です。開始時間までに必ず仕事を終わらせなければいけません。
私も今まで4回転職活動してきましたが、コンサル業界で突発的な仕事が多いポジションにいたこともあり、かなり苦労してきました。実際に時間通りに仕事が終わらず、面接をリスケを重ねた結果、エージェントに怒られたことも何度もあります。。。
忙しい業界であれば面接先企業やエージェントにも理解がありますが、それでもリスケはイメージが悪いので、可能な限り面接には間に合うよう工夫をしましょう。
在職中仕事を終わらせて、早く帰る方法はこちらです
- クローズド・クエスチョンを使う
- 他人を巻き込むタスクは早めの段階で振る
- メールは1日3回だけ対応
詳細を説明します。
仕事を早く終わらせる方法
1.クローズド・クエスチョンを使う
時間通りに帰れない原因の1つに、「変なタイミングで上司から返信が返ってくる」ことが挙げられます。
上司に対する質問や依頼に対して、可能な限り早めに返信をもらうことが重要です。そのためには、クローズド・クエスチョンを使用しましょう。
- オープン・クエスチョン…「これどうすればいいですか?」のように相手の回答に制約を設けない質問方法
- クローズド・クエスチョン…「xxというやり方でいいですよね?」「やり方は3通りありますが、どれがよろしいでしょうか」というように、相手が「Yes or No」や「A or B or C」で答えられる方法です。
クローズド・クエスチョンが優れている点は、即座に回答が得られることです。タスクの前半に上司にクローズド・クエスチョンで質問をしておけば、作業方針を早い段階で決定できます。
一方でオープン・クエスチョンは上司の方に考えることを要求しているため、返事をもらうまでに時間がかかることが多いです。オープンクエスチョンは上司に「こいつ何も考えてないな」と思われるリスクも高いので、極力使用しないようにしましょう。
2.他人を巻き込むタスクは早めの段階で振る
タスクの初期に「一人で完結できる or 他人を巻き込む」をチェックしましょう。自分だけがキビキビ動いていても、クライアント、他部署、部下など多くの人を巻き込む仕事の場合は、彼らにも時間通り動いてもらわなければ仕事は時間通りに終わりません。
例えば最初に仕事を始めるときに、
- A…自分で作業
- B…他部署で作業
- C…自分で作業
「他人を巻き込む」場合は、他人のスケジュールの空き次第でタスクの進捗が異なるので、早めに手配するしましょう。また、Bの作業が時間通りに終わらないリスクもあるので、Bに対しては一定の時間おきに進捗のチェックは怠らないようにしましょう。
3.メールは1日3回だけ対応
日の間でメールを返信している時間は結構多いものです。仕事への集中力を高めるためにも、メール対応の時間を制限しましょう。
私はメールの対応タイミングを、
- 出勤後
- 昼休み後
- 退勤前
の3回に限定しています。以前はメールが来るたびに返信していましたが、上記の通りにメールの回答タイミングを制限して以降は、仕事の効率が向上しました。
仕事に集中したい人はメール対応制限の他にも、
- 携帯電話を視界に入れず、仕事中は一切触れない
- Mtgの回数を極力減らす
- Mtgを実施する際は15分等、時間を細かく制限する
上記対策は簡単にトライしやすくて、オススメです。
仕事に集中する方法について詳しく知りたい方には、「SINGLE TASK一点集中術」にが分かりやすくてオススメです。現代人に求められるマルチタスクスキルに対して警鐘を鳴らし、1つの仕事に集中して効率を上げる「シングルタスク」を提唱しています。
「毎日が色々忙しく、気づいたら定時」という人は、「シングルタスク」を是非トライしてみてください。
さいごに
オンライン会議が主流になって転職活動はしやすくなる
最近はコロナの影響により、就職活動はオンライン面談が主流になってきています。面談のオンライン化は、在職しながら転職する人にとっては大きなメリットです。
コロナ前は在職中の転職は、時間との闘いでした。私の会社はオフィスカジュアルだったので、スーツを着ていくと就活とバレてしまうので、就活中はスーツを鞄にパンパンに入れていました。
企業への移動時間が必要な上に、面接先企業のトイレでスーツに着替えなければならず、本当に時間との闘いでした。
オンライン面談であれば直前まで仕事をしていられるので、時間の制約は緩和されます。在宅勤務であれば移動は不要ですし、オフィスで仕事をしている場合も、ネットカフェやカラオケなどの個室に異動することで、対応可能です。
もし仕事が終わらなくても、オンライン面談後に再開できます。今まで忙しくて転職活動が出来なかった人も、オンライン面談は追い風なので、是非トライしてみてください。
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仕事が遅くて悩んでいる人へ。就活の時間を創出するためにも、仕事の評価を上げましょう。

