コロナで求人は減少?
コロナ渦は様々な負の側面もありましたが、今後の働き方を考え直すのに良いターニングポイントになったのは事実です。
出勤必須の会社であれば、「在宅勤務がしたい」と思ったかもしれません。また、いつ死ぬか分からない状況に瀕したことで、「ド残業から抜け出したい」と目覚めた人もいるでしょう。
しかし、転職を思いついたものの、
と不安になって動き出せない人、いるのではないでしょうか。
実際にコロナの影響で採用は減少しています。dodaの「転職求人倍率レポート(2020年5月)」では、4月以降に大幅に転職求人倍率が低下していることがわかります。

ただ、4・5月は緊急事態宣言の延長が主な要因です。採用活動を中止や延期にする企業が増加したことが大きく影響しています。
6月以降は既に採用活動再開する企業も増加してきました。コロナ前の採用計画を変更する企業もあるが、全ての企業ではありません。採用を続行する企業もあります。
今は、転職をするには絶好のチャンスだと思います。詳細について、ご説明します。
オンライン面接の恩恵は大きい
転職者にとって、コロナ渦の影響でオンライン面接が増加しことはとてもポジティブな変化です。
オンライン面接は、下記の通りメリットが多々あります。
- スーツを持ち歩かなくて良い
- 同僚にバレにくい
- 面接に遅れない
1.スーツを持ち歩かなくて良い
女性に関しては朗報です。
男性はスーツカジュアル服の女性が多い私もそうなので、鞄にぎゅうぎゅうにスーツ詰め込んで就活していました。オンライン面接であれば、面接直前に家で上半身のみスーツを着ればいいので、気楽ですよね。
2.同僚にバレにくい
面接に向かう姿を見られないため、同僚にバレるリスクがかなり低くなります。近くの会社での面接だと、目撃されないか心配ですよね。オンライン面接は目撃リスクがゼロです。
万が一、最終だけ出社面接だとしても、マスクをすればリスクを軽減できます。以前は冬以外、特に夏にマスクをしていると目立ちましたが、コロナ渦の今はマスクの人は多いので目立ちません。
3.面接に遅れるリスクが低い
出社している時は在宅勤務に比べて話しかけられやすいため、仕事が予定通り終わらないリスクが高いです。よって、面接日に退社直前に話しかけられると地獄のため、面接日はソワソワしていました。
在宅勤務でオンライン面接であれば、仕事が残っていても、一旦仕事や辞めてオンライン面接に挑み、再び仕事に戻ることができます。
ただ、オンライン面接が今後メジャーになるかは不明です。6月以降は出勤を再開する企業が増加しているからです。残念な悲報です。
有名どころでは、伊藤忠が5月末から出社を開始しています。(日本経済新聞「在宅勤務 評価割れる 伊藤忠は原則出社に、日立は継続」)元々中小では在宅にシフトできなかった企業も多いですが、今後は大企業においても続々と出勤に戻す企業も増加すると予想されます。
人事や面接官が全員出社していれば、自ずと「面接も会った方いいよね」という流れになることも十分ありえます。出勤を再開した会社では、オンライン面接は減少していくでしょう。
厳選採用のため、失敗率が低い
好景気の時はコスト管理も緩いため、採用も適当になりがちです。対象者と募集ポジションのマッチングを大して考えず、優秀な人を見つけ次第、「なんとなく役立つだろう」で採用することも多いです。
募集要項が曖昧な採用は、入社した後に後悔する可能性が大です。実際に私はアベノミクス好景気に複数企業を経験していますが、暇な中途社員が結構いました。
現在のような危機的状況では厳選採用を行うので、上記のような失敗はありません。入社した後にも、「説明された業務と違う」といった採用後ギャップが生じる可能性も低いです。
コロナの影響が大きく出ていないうちに動くべし
コロナ渦による採用市場への影響はこれからです。緊急事態宣言による影響は短期的ですが、今後は各企業が採用計画を再考し始めるので、今後に長期的な影響が目に見えて出てくることが予想されます。
実際にリーマンショックの時も、2008年9月にリーマン・ブラザーズが経営破綻した後の求人市場への影響は微減でしたが、その後約2年間は下降し続けました。

コロナに関しても、直後である現在は短期的に微減していますが、今後長期間で下降し続ける可能性があります。
実際に各業界の案件を見ても、各社まだ様子見の段階です。大きく打撃を受けた業界(小売、外食、空運など)以外は、リーマン時の最悪期(2010-2011年)ほどには採用を絞っていません。
リーマン時のように今後求人が底に向かっていくかは分かりませんが、V字回復が約束されているわけではありません。転職を考えている人は、早めに動くべきだと思います。
さいごに
私は転職活動において、仕事の調整や同僚バレにかなり気を遣ってきたので、オンライン面接は本当に良い変化だと感じています。
以前は在宅勤務は「入社後に要相談」という企業も多かったですが、コロナ渦以降は募集要項に在宅勤務を明記する企業も増加し、歓迎すべき方向性に向かっていると感じています。
コロナバブルでコロナ以前の求人状況に復活するのを待つよりは、まだ影響がそこまででいてない今、動くべきだと思います。
転職エージェントを活用すべし
転職する場合には、転職エージェントを活用しましょう。私がオススメするのは、リクナビNEXTです。
実際に第二新卒転職の際に利用しましたが、履歴書や職務経歴書の基本的なフォーマットがあったり、転職の基本的ノウハウが掲載されているので、基礎を学ぶのに便利です。
職務経歴書のレビューや模擬面接を何回かお願いしましたが、丁寧に対応してくれました。最終的にコンサルティング会社への内定が決まったときは、担当者の方も一緒に喜んでくれました。
複数の転職エージェントを使用したい人は、最も案件数が多いリクナビNEXTを主軸に使用し、サブ的に他エージェントからの案件も吟味することをオススメします。
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オンライン面施であっても、面接の準備は念入りに行いましょう。

転職活動は長期戦です。進捗状況が悪いときには、現状の戦略を見直しましょう。

