評価面談の準備をしていますか?
6月に入り気温も上昇し、夏のボーナスの季節が近づいてきました。ボーナス付与の前には、評価面談を実施している企業が大多数だと思います。
評価面談を経験したことのある方に、1つご質問です。
日々の仕事に追われ、何も準備せずに評価面談に臨んでいませんか?
あなたがエース社員ならば、評価面談の準備は不要です。なぜなら、誰もがあなたの評価は最高評価と認めているからです。
ただし、私同様にあなたもエース社員ではない「凡人」ならば、事前準備をして面談に臨むことをオススメします。
事前に言いたいことはまとめる
私自身も以前は何も準備せずに評価面談に臨み、特に話すこともないので、雑談をして規定時間よりも早めに終了していました。
私同様に、
という人は多いのではないでしょうか。
ただ、ありのままで面談に臨んでいると、評価が上がることは一向にありません。
私は長らく実力主義のコンサル業界にいますが、異なる会社で、最低評価を取ったことが2回あります。低評価はボーナスは低いし本当に地獄です。。。
低評価地獄を抜け出すべく、評価面談は必ず準備するように戦略を変更しました。
その結果、昇進することもでき、大幅に年収をUPすることができました。エース級の実力を持っていない人にとって、想像以上に、評価面談は年収の分かれ道です。
今後は年功序列の会社も実力主義にシフトしていくため、評価面談の重要性は増していきます。私のように低評価・低ボーナスの地獄に陥る人も増えるでしょう。
最悪の事態を防ぐためにも、計画的に準備をして評価面談には臨みましょう。
評価面談のポイント3選
1.必須3要素を必ず取り入れる
評価面談で上司に伝えるべき、必須事項は3つです。
- 会社をより良くしたい
- チームをより良くしたい
- 自分のスキルを高めたい
上司が評価を高くするのは「自己研鑽に励んでいて、チーム・会社に貢献している人」です。自分がそういう人になるべく努力をしていることを、面談ではアピールしましょう。
課題を相談する形で、成果をアピールすべし
ただ、大した実績を残しているわけではないのにアピールしても、上司に「なんだこいつ」と思われる可能性があります。
実績が大してないのに自信満々の人よりも、「努力しているが、壁にぶつかっている人」の方が印象が良いです。また、「上司(特に役職が上の人)は相談されるのが好き」という特性も利用しましょう。
下記のような努力エピソードにて、プラスで「アドバイス頂けますか?」を加えれば完璧です。
- xxのスキルを高めようと日々勉強しているが、まだ目標のレベルに達していない。
- チームの作業効率を上げようとxxをしてみたが、改善しない。
- クライアント/他部署の若手に自分のノウハウをインプットしようとxxを実施しているが、まだ効果が出ない。
上司から回答があってもなくても、問題ありません。最終的に「自己研鑽に励んでいて、チーム・会社に貢献している人」として印象づけられれば目標達成です。
2.評価フロー開始~面談当日までメモをためる
あなたは普段から会社のこと、チームのこと、自分のことを考えていますか?
多くの会社員は、自分のことで精いっぱいではないでしょうか。よって、「1.必須3要素を必ず取り入れる」で述べたように、会社・チーム・自分のエピソードが必要とはわかっていても、いざ机に向かっても、
という人も多いのではないでしょうか。
気づいたことを随時メモする
通常面談の約1か月前~2週間前位に、人事から評価資料作成の依頼があると思います。その時点から、「会社・チーム・自分のエピソード」を頭の片隅におき、アンテナを張りましょう。
私自身も普段は会社やチームのことは微塵も考えていませんので、面談フロー開始後にアンテナを張り始めます。
日々仕事をしていると、「会社・チーム・自分」の3方向に向けて「こうしたほうがよい」という改善点や、「こういう工夫したな」という実績が、必ず見つかります。
特にチームに対しては、改善事項は確実に見つかります。どんなに小さなことでもいいので、気づいたベースで書き留めておきましょう。
ただし、チームの欠陥を記載して評価を落しては本末転倒なので、「上司に高評価を得る」という目的は必ず忘れないようにしましょう。
評価面談の前日に、今までのメモをまとめるだけで準備は完了です。メモ~前日のまとめまでで、トータル1-2時間程度です。自分の年収を向上させると思えば、大した労働ではありませんよね。
3.面談当日、主導権を握る
面談への準備は万全。いざ、面談当日です。
と心配な人も多いのではないでしょうか。
上司が身近な人であれば「忙しい」オーラを出されて、用意したことを話すのを躊躇してしまう人も多いでしょう。
上司が離れた役職の人であれば面談疲れしているので、雑談を振られてしまい、終始大したことを話さず終わってしまうかもしれません。
多くの人はそうして評価面談を有意義に利用できていないからこそ、あなたは有意義に利用して、他の人と差をつける必要があるのです。
アジェンダを提示すべし
上司に話の主導権を取られないためには、アジェンダを提示すべきです。例え話が反れたとしても、アジェンダがあれば話を既定路線に戻すことができます。
「2.評価フロー開始~面談当日までメモをためる」にて当日に話したいことをまとめたと思いますが、その時に当日のアジェンダも一緒にまとめておきましょう。
私はExcelをモニターにアジェンダ移しながら、話をしていました。記録に残すべきことがあれば、途中で書き込むことが可能です。コロナの影響でオンライン面談も増えると思うので、データでの共有をオススメします。
面談がface to face必須で、且つPCを面談に持ち込むのが主流でなければ、紙を2人分印刷して持参しましょう。
さいごに
ぶっつけ本番はやめよう
特に年功序列の会社の人ほど、評価面談に重きを置いていない人が多いので、何も準備せず臨む人が多いと思います。ただし、今後実力主義への移行が明確である以上、評価面談を利用しない手はありません。
あなたが下記に当てはまらないならば、事前に準備しましょう。
- エース社員…大多数の社員に一目置かれている
- 意識高い系社員…普段から会社のことを考えている
- プレゼンが得意…事前に準備せずとも、スラスラと話せる
私はどれにも当てはまらないので、地道に準備していました。
今回説明したように、思いついたベースでメモしていけばいいので、多くの時間を割く必要はありません。業務の合間に、合計1-2時間程度準備するだけです。
大多数の人が事前に準備をしないからこそ、準備をすることで差をつけられます。評価面談を有効活用し、年収UPを実現させましょう。
こんな記事もあります。
能力主義に対応するためには、私を含めた凡人は日頃から評価をあげるためのアクションを起こす必要があります。

評価面談で昇進を提案されたらどうしますか?年収がUPするならば、とりあえずは昇進してみることをオススメします。

