質問をしないのは機会損失
みなさんもご存知の通り、近年転職を希望する人は増加傾向にあります。直近のコロナによる景気悪化もあり、転職未経験者の転職デビューも増加するのではないでしょうか。
転職活動は履歴書・職務経歴書という資料作成に加え、面接にも入念な準備が必要です。面接に関しては自己紹介や転職理由には事前に回答を用意するけれど、質問の準備は怠りがちという印象があります。
私は面接官も経験していますが、結構どうでもいいことを質問する人が多いです。面接官も応募者も忙しいわけですから、お互いの時間を浪費するべきではありません。面接時間の一部なので、自己PRに繋げるべきです。
今までの4回の転職経験と面接官の経験を踏まえ、面接においては下記に関する質問を用意すべきだと考えます。
- 志望企業の注力分野で活躍できるPR
- 得意分野のPR
- コミュニケーション力のPR
詳細を説明します。
自己PRに繋がる質問
1.志望企業の注力分野で活躍できるPR
「xx(分野)」には志望企業が注力している分野を入れましょう。
例えば志望企業が5Gに注力しているのであれば、「私は5Gにおいてマーケティングを強化したいと思っているのですが、御社では実証実験の段階だと認識しております。今後はどのような展開を考えているのでしょうか」という流れです。
「xxをしたい」はなんでもよく、結果的に面接官に「おっしゃる通り弊社はxxに注力しているので、是非やってほしいです」と言われるようなことを逆算して、考えてみてください。最終的に「会社の役に立つ人間」と思ってもらえればOKです。
2.得意分野のPR
「xx」には、募集ポジションのスキルセットの対象ではないが、志望企業では必要スキルを当てはめましょう。
例えば募集ポジションが完全に国内関連業務であっても、今まで語学学習に注力してきて英語を活かしたいのであれば「今まで語学に注力してきたのですが、それを活かせる業務はありますか?」という流れです。
基本スキルセット+オプションスキルを保持していることをPRできます。
あなたと横並びの候補者がいた場合、オプションスキルがあることが最終決定軸になることがあります。PRできるネタは出し惜しみなく、全て提供しておきましょう。
3.コミュニケーション力のPR
大抵の場合、人を募集するポジションは人不足なので忙しく、忙しいチームはコミュニケーション不足です。
最近は在宅勤務の増加によりコミュニケーション不足を課題に挙げる会社も多いです。「この人はコミュニケーションの活性剤になる」と思わせることで、点を稼ぎましょう。
さいごに
面接官は忙しいので、「どうでもいいことは聞かない」ことは大前提です。上記を読んでも質問が思い浮かばなかったり、質問を用意する時間がなかった場合は、適当な質問をせずに「質問はありません」で終わらせましょう
下記のように、お互いにメリットがある質問を用意しましょう。
- 【面接官】「候補者の新たな一面を知ることができた」
- 【候補者】「新たに自己PRできてよかった」
という結論になります。
ワークライフバランス関連の質問はしてもよいのか?
残業時間や在宅勤務など、在宅勤務関連の質問はもちろん聞いても問題ありません。
ただ、実際にそればかり聞いていると
と思われるので、必ず今回説明した自己PR関連質問と抱き合わせにしましょう。
面接は準備の段階で合否が決まります。自己PRに繋がる質問を用意し、内定につなげましょう!
