転職活動は1次,2次面接がキーになる
私は新卒時には200社以上の面接を受け、更に4回の転職経験があります。新卒時には特に意識しなかったですが、転職においては「今日は女性面接官か」と性別を意識するようになりました。
周囲でも「女性の面接官だと落ちる」という人は一定数存在します。10年前は面接官は男性ばかりでしたが、最近は女性の社会進出が進んでいることもあり女性の面接官も増加しています。
転職活動においては下記パターンが多いです。
- 1次,2次面接(メンバー、リーダークラス)…30-40代女性
- 3次or最終面接(役員クラス)…50代の男性
あなたが40-50代役員クラスでなければ、通常は3次面接は落ちる可能性は低いでしょう。3次面接の面接官は1,2次の面接のフィードバックを見ているので、1,2次面接の結果がよければ大抵受かります。
女性の管理職は増加しているものの、いまだに女性の役員は希少です。よって、女性面接官に苦手意識がある人は、1,2次面接が女性のときは意識しましょう。私自身が4回の転職活動、面接官をしたことがある経験を活かして、対策方法を提示いたします。
- 基本事項は変えない
- ワークライフバランスを軸にしない
- スーツを着用する
詳細を説明します。
女性面接官に対する対策3選
1.基本事項は変えない
面接の基本事項は3つあります。
- 自己PR
- 転職理由
- 今後やりたいこと
面接官が女性であっても、基本事項を変更する必要はありません。女性の面接官に苦手意識があると、
とビビることもありますが、無理やり転職理由を「バリキャリ」仕様に変更する必要はありません。面接官の性別は意識せず、準備してきた成果をそのまま出しましょう。
2.ワークライフバランスを軸にしない
面接官が女性の場合、ワークライフバランスばかり質問するのは辞めましょう。面接官は見た目では、「独身or既婚、子なしor子あり」は判断できません。どのカテゴリーであっても地雷を踏む可能性があるので、気をつけましょう。
私が面接官をしたときの話です。既婚子あり女性が面接しに来たのですが、まさに「ワークライフバランス」の話しかしないんですよね。志望動機が「子供が小学生になったから」「残業が少ないから」だけで、それ以外は特にないんですよね。。。
私も自分の仕事に誇りをもっているので、「楽な仕事を探しているなら、なにもこの仕事でなくても良くない?」という印象を持ってしまいました。
「ワークワイフバランス関連の質問をすること」自体は、問題ない
もちろん、残業時間や有休のとりやすさは大切です。働き方改革の流れもあるので、ワークライフバランス関連の質問をしたことで「こいつやる気ないな」とは思われません。
ただ、転職理由を「ワークライフだけ」にするのはオススメしません。「楽をしたい」「残業時間が減るならなんでもいい」とマイナスの印象を与えます。転職理由を複数挙げて最後の1つにワークライフバランスを含めるならばOKです。また、最後のQ&Aでワークライフバランス関連の質問をすることも問題はありません。
面接官が男性であってもワークライフバランス攻めはよくないですが、女性の面接官の方が、より気を付けた方が良いと思います。
3.スーツを着用する
男性だとスーツ以外で面接する人はいないと思いますが、女性だとオフィスカジュアルで面接に来る人がたまにいます。勿論、オフィスカジュアルがOKな会社であれば、業務中はスーツである必要はありません。私自身もラフな服装で仕事をしています。
ただ、面接にはスーツで行くのが無難です。私自身が面接官の時も、ラフなワンピースで面接に来た人がいたのですが、第一印象で「なんでこの人スーツじゃないんだ…」と頭に「?」が浮かんだ時点から面接が始まります。
結局この方は特に志望動機がはっきりせず、ワークワイフバランス攻めだったので落としましたが、特にこだわりがないならば、「他の人と違う行動(悪い意味)」は辞めたほうがよいです。
アパレル業界でファッションセンスをアピールしたいとプラス要素が見込めるならばスーツでなくても良いのですが、プラス要素が見込めないならば、スーツで行きましょう。
さいごに
女性の面接官で落ち続けていると、
と苦手意識をもつのもしょうがないと思いますが、特に性別を意識しすぎないことをオススメします。
最初に述べたように、面接官の性別によって、基本事項(自己PR、転職理由、今後やりたいこと)を変える必要はありません。今回述べたように、最低限のマナーを守っていれば問題ありません。
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