キャリアチェンジ

【事務職】年収を最速で上げる方法。総合職を挟む「サンドイッチ事務職」を目指そう

事務職の年収を上げる最速の方法

事務職は年収が上がりません。私も総合職を辞めて事務職になった時には、全然上がらない年収に驚きました。

毎年1万ずつUP等、評価に関係なく毎年少しずつ上がる給与体系が多いと思います。

50歳まで同じ会社にいたら、30万年収が上がるってことじゃん。よくない?

確かに会社と事務職という職種が永遠であれば、毎年の年収upは心の拠り所になるかもしれません。ただ、

  • 事務職の仕事が消滅しつつある
  • 会社自体が30年後にある可能性は低い

という厳しい現実を考えると、限界が見えてきます。少しでも「年収を上げたい」と考えている人には、ALL事務職キャリアは推薦しません

【ALL事務職キャリアのデメリットはこちら】

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年収を上げたい事務職の方にオススメしたいのが、「サンドイッチ事務職」です。

「サンドイッチ事務職」のススメ

ALL事務職のキャリアではなく、事務職のキャリアの中に総合職の経験を挟むキャリアを、私は「サンドイッチ事務職」と命名しています。

「サンドイッチ事務職」のメリットはこちらです。

  1. AIに代替しない業務ができる
  2. 年齢に関係なく働ける
  3. スキルを身に着けられる
  4. 優秀な人と働ける
  5. 給与をUPできる

詳細を説明します。

総合職の経験を挟むべき理由

1.AIに代替しない業務ができる

事務職の仕事は10年以内にAIに代替される可能性が高いといわれいます。プレジデントの「AIに取られる仕事ランキング」では、AIに代替される職種2位に位置しています。

 

 

事務職という単純作業の仕事が早々になくなることは確実です。既に、非正規化・RPA化・アウトソーシング化は進んでおり、AI化のスピードが速いことが特徴です。

総合職だからってAIに替わられないわけじゃないよね?

確かにそうです。上記の表にも総合職の仕事は多く含まれています。完全にAI化されない仕事はハードルが高いので、まずは、「頭を使う仕事」を目指すことから始めましょう。

少しでも人間でなければならない領域である仕事であれば、一部はAI化されることはあれど、事務職のように完全にAI化されることはありません。

2.年齢に関係なく働ける

事務職の業務は高スキルが必要ではないこともあり、「若ければ若い程良い」という残酷な面があります。

ただ、共働き世帯が専業主婦世帯を上回ったこともあり、「寿退社」が死語になりつつあります。また、単身世帯も増加の一途であり、未婚・既婚関係なく、生涯働ける仕事を見つけることが人生の質に影響してきます。

総合職の仕事は年齢に関係なく、続けられるというメリットがあります。20代より30代、30代より40代が経験者としてスキルが求められる面もありますが、事務職のように「20代と50代が同レベルの仕事をする」ことはめったにありません。

総合職の経験があれば、子育て・介護などで一旦事務職に転職したとしても、落ち着いた時にまた総合職に戻るという流動性があることも魅力です。

3.スキルを身に着けられる

事務職は特別なスキルが必要ないこともあり、研修制度やOJTはありません。一方で、総合職ではスキルを身に着ける環境が豊富です。

研修制度

総合職には研修制度があります。企業にもよりますが、私は第二新卒でコンサル会社に入社した際には、3か月間の研修制度を受けて非常に勉強になりました。

また、最近の会社では中途採用者への研修が豊富な企業も増えています。通常であればお金がかかる研修を、無料で受講できるメリットは大きいです。

OJT

事務職にも簡単なOJTの機会はあると思いますが、その対象が事務作業であるため、あまり成長の機会を得られないのはデメリットだと思います。

OJTの機会があるかないかは、長期のキャリアにおいてかなり重要です。私自身も、20代の時に散々怒られてきましたが、その時の経験が今に生きています。

総合職において、下記の基礎を体得できるのは大きなメリットです。

  • 仕事の進め方(優先順位の付け方)
  • コミュニケーション方法
  • 資料の作成方法

ALL事務職キャリアの人と働いていると、上記スキルの不足を感じることが多いので、やはり20-30代の間に基本的な教育を受けられるか否かは、今後のキャリアに大きな影響を及ぼすのだと思います。

4.優秀な人と働ける

事務職と総合職では、「良い先輩」の定義は異なります。

事務職では、

あの人いい人だよね

と性格が「良い人=良い先輩」ですが、総合職では

あの人優秀だよね

仕事が「優秀な人=良い先輩」となります。

20-30代において優秀な先輩と働けることは、キャリアのベースとなる非常に重要な経験です。私自身も、事務職の先輩に言われたことは何も覚えてないです。

ただ、総合職の先輩に注意されたことは「気を付けよう」と今でも気を付けていますし、褒められたことは「もっと伸ばそう」と自分の長所になっています。

事務職だとヤバい先輩が多いこともあり、事務職同士の会話でも「あの人やばいよね」が会話の中心になりがちです。ガールズトークとしては楽しいかもしれませんが、人生においては時間がもったいないですよね。

ずっと総合職の必要はなくとも、総合職のキャリアの中で優秀な人と働くことで、自分の長所短所を自覚するなど、キャリアのベースを形成する機会を得ることは重要だと思います。

5.給与をUPできる

ALL事務職キャリアにおいて、給与を他の人よりUPさせることは不可能です。平和な世界が事務職のメリットですが、それゆえに給与が横並びで全然上がらないのがデメリットだからです。

私自身はコンサル業界で死にそうな時に、事務職に転職しました。大幅に給与を下げたこともあり、他の人より頑張って働きましたが、いくら働いても全然上がりませんでした。

それを評価面談で発言したところ、

自主的にやっているんでしょ?他の事務職と違うことやって給与上げてくれって、自己中じゃないの?

と意味不明なことを言われました。つまりは、

  • 事務職は横並び
  • 他事務職と違うことをやっても、給与は上げない

総合職は他社員と違うことをやると評価されますが、事務職は正反対です。給与を上げたいから人と違うことをやっても、一切評価されません。

よって、給与を上げたければ総合職に転職するしかありません。別に二度と事務職に戻って来れない片道切符ではありません。総合職に転職して年収UPしてから、また事務職に戻ればよいのです。

私自身も上記発言をされて「もうこの会社の事務職では給与は上がらない」と気づき、総合職にまた戻りました。結果的には総合職での経験が年収UPにつながったので、「サンドイッチ事務職」は事務職の年収UPの最短ルートだと思っています。

さいごに

ALL事務職キャリアは平和なことが多いので、総合職に挑戦するとなると、結構な決心が必要になります。

ただ、少しでも総合職の経験を挟むだけで、転職市場での評価は変わってきます。私自身が経験しているので身をもって断言できます。

別にキャリアウーマンになりたいと思う必要はありません。仕事が好きである必要も全くありません。人生には「お金」が必要です。「お金」のためと割り切りましょう。20-30代に少し頑張るだけで、40代の年収が大きく変わってきます。若いうちに、必ず総合職の経験をして、少しでも年収を上げておきましょう。

流動性にあるキャリアを築こう

「サンドイッチ事務職」のメリットは流動性のあるキャリアを形成できることです。事務職から総合職は片道切符ではないので、また事務職に戻ることができます。

将来子供をもつことを考えている人であれば、一旦事務職に戻って子育てし、また落ち着いてから総合職に戻ることができます。また、独身であれば少しでも年収をUPしておけば、貯金ができるので、老後の生活も安心です。

色々な人生の選択肢をもてるよう、流動性のあるキャリアを築きましょう。

ABOUT ME
リーマン姉さん
コンサル業界に10年程在籍しています。20代は新卒1年目に会社が倒産するなど、 暗黒時代でした。今までに4回の転職を経験した結果、現在の会社では年収400万円UPに成功しました。 そんな私が、「気楽にいきる術」をお伝えしていきます!

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