新卒の自己PRとは差別化する
第二新卒の転職活動は新卒の就活を踏襲しがちです。自己PRも、
と「新卒あるある」を使ってませんか?
第二新卒は「新卒」の文字はあれど、学生の時の就活とは違います。自己PRに関しても学生の時の文章を使いまわすのではなく、「社会人の転職」としての自己PRを作りましょう。
大前提:自己PRは必ず暗記すること
自己PRの説明の前に覚えてほしいことが、自己PRは必ず暗記するということです。
面接官をして驚いたのですが、最近は自己PRを暗記せずにノートや書類を見ながら話す人が多いです。私は下記の理由により、ぶっつけ本番での自己PRはNG派です。
- 「事前準備してない」と、第一印象が悪い
- プレゼン慣れしていない人は、ダラダラと経歴を話しがち
一回暗記すれば複数の面接で転用できるので、面接第一回の前日に覚えてしまいましょう。
さて、本題にもどります。第二新卒が自己PRで話すべきトピックはこちらです。
- 新しい領域に興味をもった
- 社会人での経験を活かせる
- スキルの習得
詳細を説明します。
自己PRで話すべき、必須のトピック3選
1新しい領域に興味をもった
第二新卒での面接における第一の疑問は、
ということです。
最初の自己PRで下記を説明し、面接官のモヤモヤをなくした状態で面接を進めましょう。
- 学生の時は社会のことをよく知らなかった
- 社会人で働く中で、御社に興味をもった
特に学生のときはBtoC(一般消費者向けのビジネス)しか知らないことも多いので、BtoB(法人向けビジネス)への転職の時には有効です。
私の場合は第二新卒ではコンサルティング業界に転職しました。新卒ではコンサル業界のことは知らなかったので、「一社目の事業会社で業務改善に取り組む中でコンサル業界に興味を持った」というエピソードを使用しました。
2.社会人での経験を活かせる
社会人での経験が極端に短いとはいえ、新卒との違いを示す必要はあるます。どんなに小さいことでもいいので、何かを成し遂げたエピソードを示しましょう。
最も理想なのは数値です。「営業でx万円を売り上げた」や「システムのxか月のプロジェクトで、x名をまとめた」など、具体的な数値ネタがあれば提示しましょう。
その後のやりとりで、「営業ではどういう工夫をしたの?」「プロジェクトをまとめるために工夫をしたことは?」など、ツッコんでくれる可能性があります。
数値ネタがない場合でも、どんなに小さなネタでもいいから何かを成し遂げたことをいいましょう。私自身は、前述の通り「チームの残業が多かったので、工夫をして残業時間を減らした」という「業務改善」ネタを使用しました。
3.スキルの習得
面接官も第二新卒が大した実績を残していないことは理解しており、「実績<学習意欲」を重視しています。
第二新卒の目的は下記の通りです。
- 新卒では人数が不足。若手メンバーを補充したい。
- 新卒の教育には時間がかかる。第二新卒は社会人経験があるので教育期間は短縮したい
新卒の方が早く入社していることもあり、「新卒レベルにすぐに追いつけるのか?」ということが重視されます。第二新卒の自己PRでは「学習意欲があります」アピールをする必要があります。
志望企業に必要なスキルであれば、スキルは何でも構いません。
- 英語(TOEIC800以上)
- Microsoft Office(Excel,Access,マクロ等)
- 簿記2級以上
- プログラミング
上記がメジャーなスキルですので、就職活動前に取得しておくと便利です。
おわりに
第二新卒の就活は、新卒との就活とは全く違うものの、社会人の転職活動には経験が及ばない面もあり、難しいです。
変に背伸びをすると印象が悪いので、ありのままの現状で下記をお伝えすることをオススメします。
- 新しい領域に興味をもった
→学生時代の就活では業界について詳しくなかった(知ったかぶりをしない) - 社会人での経験を活かせる
→自分で工夫して実績を残した(実績を盛らない) - スキルの習得
→御社で活かせるスキルを勉強している(盛らずに現状のスキルレベルを伝える)
転職エージェントを活用すべし
第二新卒では転職経験が少ない人が多いので、転職エージェントを活用しましょう。私がオススメするのは、マイナビジョブ20’sです。
実際に第二新卒転職の際に利用しましたが、履歴書や職務経歴書の基本的なフォーマットがあったり、転職の基本的ノウハウが掲載されているので、基礎を学ぶのに便利です。
職務経歴書のレビューや模擬面接を何回かお願いしましたが、丁寧に対応してくれました。最終的にコンサルティング会社への内定が決まったときは一緒に喜んでくれました。
複数の転職エージェントを使用したい人は、最も案件数が多いマイナビジョブ20’s
を主軸に使用し、サブ的に他エージェントからの案件も吟味することをオススメします。
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