英語は独学が効率的
最近英語を勉強している人をよく見かけます。昇進のボーダーラインにTOEICを課している会社も多いですよね。
ただ、会社員は1日8時間前後は働いており時間がありません。どのように勉強すればよいのでしょうか。
ん~賛成できないです。会社員はただでさえ通勤で時間をロスしているので、更に学校に通うと時間がもったいないです。
TOEICの学校と予備校は位置づけが似ています。学生時代に、予備校に行きまくっているのになぜか成績が良くない人っていましたよね。TOEIC学校も同様で、講義に行ったことで満足してしまい、TOEICの点数アップには直結しない人が多いです。
結局は、社会人の勉強法は独学が効率的です。英語の勉強はTOEIC800突破がゴールではないことを踏まえても、生活において独学をルーティン化することがオススメです。
TOEIC勉強法
私自身が独学でTOEIC800を突破した方法を、ご紹介します。
時間帯…平日朝30分と休日3時間
平日…朝30分
数日おきに1-2時間勉強するスタンスは、オススメしないです。継続できないからです。毎日続けることが大切なので、30分をオススメします。
時間帯は朝が最適です。当初は夜に勉強していたのですが、仕事で疲れているため毎回寝落ちしてしまい、辞めました…(=_=)
朝は頭も良く働きますので、普段より30分早く寝て朝活しましょう。朝が苦手な人でも、30分早く起きるくらいはできるはずです。頑張りましょう!
休日…3時間×2日
休日は過去問を解くために使います。
教材…単語本+NHK実践ビジネス英語+過去問
教材で重要なのが、「NHK実践ビジネス英語」です。
まずはその他(単語本、過去問)について、簡単に説明します。
単語本
何でもOKです。「TOEIC800点を目指す人向け」という本が発売されているので、やりやすい本を選んでください。
過去問
TOEICの正式本の一択です。何年分も発売されているので、トライしましょう。多少出題形式が変化していますが、基本的に品質は一定なので、気にしなくて大丈夫です。
NHK実践ビジネス英語とは
それでは、今回のTOEIC学習の主役「NHK実践ビジネス英語」について説明しましょう。
私が独学で勉強していた時に色々探したのですが、高い割に2-3日で使い切ってしまう教材ばかりで困っていました。そこで出会ったのが、「NHK実践ビジネス英語」です。
NHKラジオの教材です。NHKラジオを聞いている人は少ないと思いますが、本屋に行くと意外に大きなNHK教材のコーナーがあることも多いです。ユーザーは多いようです。
実践ビジネス英語はその名の通り、ビジネス英語を学ぶ教材なので、TOEICに向いています。毎月発行されており、内容はビジネス現場に関するトピックが紹介されています。
例えば、2020年4月号のトピックはこちらです。
- ペットの輸血
- どうなる、小売ビジネス
教材冊子
価格ですが、495円(税込)です。安い!
音源
CDは1,656円(税込)です。一番楽な入手方法はCDの購入ですが、なんとNHKラジオ「らじる☆らじる」では無料で聞くことができます!
先週の分しか聞けないので聞き逃しすると辛いですが、毎日勉強する習慣が身についていれば問題ないですね。
勉強方法
TOEICの勉強はリスニングとリーディングを同時に勉強することが目的なので、下記STEPをオススメします。
- 最初は教材は見ずに、音源を聞く。聞こえた文章をノートに書く。(←リスニングの勉強)
- 上記①を3回程度繰り返す。(←リスニングの勉強)
- ここで初めて教材を開く。ただし、日本語訳は隠すこと。英文を見て内容を理解する。わからない単語は調べる。(←リーディングの勉強)
- 日本語訳を見て、自分の理解が正しかったのか確認。知らなかった単語は単語帳に記入。(←リーディングの勉強)
- 最後にシャドーイングする。(←スピーキングの勉強。)
最後の「⑤スピーキング」の勉強はTOEICでは本来不要ですが、2-3分で終わるので、今後の長期的な英語学習のためにもトライしてほしいです。
【点数別】勉強スケジュール
TOEIC700以下の人
ボキャブラリーがないのが課題です。地道に単語を暗記しましょう。
教材
単語本、NHK実践ビジネス英語、過去問
スケジュール
- 平日…単語本とNHK実践ビジネス英語を、1日ずつ交互に実施
- 休日…過去問を解く(1回3時間×土日の2日間)
TOEIC700以上の人
ボキャブラリーは一定レベルに達しているので、リスニング・リーディングの経験数を増やしましょう。
教材
NHK実践ビジネス英語、過去問
スケジュール
- 平日…NHK実践ビジネス英語を毎日進める
- 休日…過去問を解く(1回3時間×土日の2日間)
TOEICテスト…毎回受けまくる
試験になれることが必要なので、受けまくりましょう。1回6,490円(税込)の出費が痛いですが、独学で勉強費用を抑えられているので、問題ありません。
土日の過去問パフォーマンスを、実際のテストでも出せるわけではありません。周りに人がいると、気になることや集中できなかったりするので、テスト環境に慣れましょう。
というように、実際のテストを受けることで自分の特性もわかってきます。
何回も受けていれば、土日の過去問と同様のパフォーマンスを出せるようになるので、めげずに毎回挑戦しましょう。
さいごに
TOIEC800の話になると、必ずこのような意見を言う人がいます。
確かに、TOEIC800を取っても英語ペラペラではありません。ただ、もともと英語学習の目的はTOEIC800突破ではないので、そこは要点がズレています。
英語学習の目的は、英語を自由に使えるようになることです。TOEIC800を突破することで、英語強化の第一関門クリアにはなります。ここで学んだことをベースにして、スピーキングやライティングの強化に進めばよいのです。
更に、英語の仕事に就きたい人にとっては、スタート地点に立つことができます。転職のときの履歴書に「TOEIC800」と書くことにより、英語での業務経験がなくても、
というアピールができます。私自身も英語の業務での経験は0でしたが、TOEICは800以上あったため、英語の業務に挑戦することができました。
今回紹介した勉強方法は、
- 投資が少額
- 自分のペースでできる
ので、平日仕事が忙しくて時間がない方には本当にオススメです。
TOEICが700点程度あれば、英語力を生かした年収UPの転職も可能です。英語転職.comは、私の周りの高収入プレーヤーで利用している人も多く、オススメです。
600点以上ある人は、とりあえず登録しつつ、同時並行で800を目指してTOEICを受けるスタンスでもOKです。情報収集は重要なので、私も定期的にエージェントとはやりとりしています。
TOEIC800を超えたいと思っている人、明日から始めてみましょう!
