年功序列の崩壊。能力主義の導入が開始
最近、大手企業が相次いで早期退職を募集していますよね。
年功序列が崩壊する中、各社が優秀な若手を高収入にて採用しようとしています。その資金を得るためにターゲットとなるのが、40-50代の高収入の人たちです。いわゆる「仕事できないおじさん」の排除が始まったのです。
待ってください、企業は年功序列を廃止して、能力制度を導入し始めています。あなたは能力主義の中で、高い評価を獲得できる自信がありますか?
私は下記5つの方法にて、高い評価を得ることをオススメします。
- そこそこの実績を作る
- 上司にやる気ありますアピールをする
- いい人になる
- 上司との接触回数を増やす
- 偉い人に相談する
これらを紹介する前に「評価の高い人」の定義について、説明します。
評価の高い人=仕事ができる人?
評価主義において、「評価の高い人」=「仕事ができる人」でしょうか?
確かにそうです、私も別に出世に興味もなかったし、バリキャリへの憧れとかもみじんもありませんでした。
今までは、何もしなくても定年を迎えられました。ただ、これからあなたの会社にも、能力主義の波は必ずやってきます。
私自身も、会社の倒産を経験しましたが、会社は永遠ではありません。また、クビを経験して気づきましたが、自分の上司に「こいつ仕事できない」と思われたら、最悪の場合はリストラのターゲットになる時代なのです。
確かに「仕事のできる人」にはなれない、私もそうです。だからこそ、「評価の高い人になろう」といっているのです。
私を含め、凡人が評価主義の中で生き残るためにはどうすればいいのでしょうか。
仕事のできる人は「実績」ありき、評価の高い人は「他人からのイメージ」ありき。
会社においては、2割のエリート層が会社の総利益8割の利益を稼いでいるといわれています。あなたはこの上位2割に入れるでしょうか?
上位2割のエリート層ほどの実績もなければ、やる気もない。それが、多くの日本の会社員の実態だと思います。ただ、今後評価主義においては、実績とやる気のなさが全面に出ると、出世もできないし、リストラのターゲットにもなりえます。
よって、実績はまぁまぁだけど、「あの人、仕事できるらしいよ」と言われる人になることが大事です。
本音はどうでもいい。タテマエで「やる気がある人」になろう
私の周りでも、これを言う人はかなり多いです。ただ、能力主義において、「本音」はどうでもいいです。封印しましょう。
私はかれこれ10年ほど評価主義の会社を渡りあるいてきましたが、
能力主義=上司にとってのあなたのイメージです。
360度評価とか周りの評価を組み入れる取り組みはいろいろありますが、結局最後は「上司があなたをどう思うか」です。特に最近能力主義を始めた日本においては、公平な制度ができるまでに時間がかかるので、「上司の評価頼り」の傾向はより強いと思います。
だからこそ、上司に「あいつやる気あるな」と好印象を持ってもらい、高評価をgetすることが必須になってきます。それでは5つの方法について、説明していきましょう。
仕事の評価が高い人になる5つの方法
1.そこそこの実績を作る
評価を上げるためには、イメージが大事といいましたが、ベースにおいてはそこそこの実績が必須です。
とはいえ、大多数の人が実績がないから困っていますよね。そこで、新しいことに挑戦して、そこそこの実績を作りましょう。
ハードルが低いことに挑戦
失敗してもしょうがないような、新しいことに挑戦してみましょう。「失敗してもしょうがない」が大切です。既に多くのエースが挑戦していることをやっても、比較されてしまい、あなたの評価は下がるだけです。
- 新しいプロジェクトに手をあげる
- 新しい部署設立メンバー募集に手をあげる
このように、先行事例がないことに挑戦して、「新しいことに挑戦した」という実績を作ってみましょう。そのような機会がない人は、どうすればいいでしょうか。
本業以外で、新しいことに挑戦
最も手っ取り早いのが、資格の取得です。
例えば、会計の知識が必要な部署であれば、簿記の資格を挑戦してみましょう。最終的に取得できなかったとしても、(取得できるのが最も良いですが)あなたが努力している姿勢を見せることが重要です。
2.上司にやる気ありますアピールをする
能力主義においては、評価面談がかなり重要です。
評価面談において、上司に好印象を与えるために、上昇志向がある人になりきりましょう。あなたが実際やる気があるかどうかは関係ありません。要は、演じてください。
具体的には、
- 〇〇ができる人になりたいです!
- 〇〇のようなチームを作りたいです!
といった、会社に貢献したい!感を前面に出すことが重要です。
ただ、面接まで全く何も考えていないと、当然何も言えません。よって、面接の1か月前頃から、仕事の合間に「こういうこと言おう」とPCのメモ帳等で、備忘録をつけておくことをオススメします。
3.いい人になる
自分→上司だけではなく、他の社員→上司へのインプットも重要です。
あなたが上位2割のエリート層であれば、なにもせずとも、よい評判が上司の耳に入ります。しかし、私たち凡人は、自分で動くしかありません。
とりあず、いい人になりましょう。困っている人を見つけたら助けるのです。

ただし、対象は管理職以上を中心にしましょう。時間は限られているので、「評価を上げる」という目的を念頭において、行動しましょう。
相手に役立つ資料を提供する、相手の作業を手伝ってあげる、なんでもOKです。飲みに行く必要はないので、「あいついいやつだな」と好印象をあたえることが重要です。
4.上司との接触回数を増やす
恋愛における心理学の1つに、単純接触効果というものがあります。要は、会えば会うほど好きになる、話せば話すほど好きになるということです。
仕事においても、この効果は応用できます。上司の性別関係なく、「あいついいやつだな」と思ってもらうことが目的です。
上司の中には、愛想が悪い等、フレンドリーではない人も多くいます。すると、
と、距離を置きたくなります。
しかし、あなたの評価を決めるのはその上司です。メールのやり取りだけではなく、直接席にいって話すなど、接触機会を増やしましょう。
「めんどくさい」と思うかもしれませんが、自分のボーナスが上司にかかっていると思えば、簡単なことだと思いませんか?
5.偉い人に相談する
上司に話が通じない等、正当な評価を得られないときは、偉い人に相談しましょう。
とかなんとか言い訳を重ねて、何も行動しない人が多いです。ただし、偉い人に相談できる環境にいるならば、この手を使わないのは機会損失です。
私自身も、上司の理解を得られず埒が明かないときは、偉い人に相談しました。実際に問題も解決しましたし、上司との関係を悪化させずに済みました。
他にも、上司が一方的に低い評価をつけても、上層部が修正してくれる可能性があります。とりあえず、行動してみましょう。
さいごに
評価が悪いと、物理的にも精神的にもツラい
私は評価が悪いことによるデメリットは、下記3つだと思います。どれも私は体験済みですが、地獄のように辛いです。評価を上げて、回避していきましょう。
- 給与が下がる…実績が同じような同期より、ボーナスが100万低いとか、つらいですよね?
- 周りの態度が冷たくなる…「仕事できないやつ」として扱われると、リアルに病んできます。
- 失職…最悪の場合、クビになります。
評価が覆せないときは、転職
私がパワハラ上司Aさんの元で働いていた時は、彼女が周りに「しずくちゃんが仕事ができなくてごめんね~」と言い回っていたので、精神的にかなり参っていました。
しかも、人事に相談したところで、「Aさんに高い評価をもらえるよう、頑張るしかないね~」と言われる始末…結果、私は転職しました。現在の職場では、高い評価を得ています。(年収400万UPにも成功しました)
「仕事ができない人」というレッテルはそう簡単には覆せません。もう今の職場には見切りをつけて、新しい場所で1から良い評価を作っていくことをオススメします。
本音とタテマエは違って当然!
特に真面目な人において、本音とタテマエを分けられない「良い人」が多い印象を受けます。周りでも、
みたいな「評価面談で本音を炸裂してしまう」人って、多いです。現に私もそうでした。ただ、今後の能力主義は減点方式なので、ネガティブな本音を発言すると必ず損をします。
ただ、同じような実績の同期より100万ボーナス低いの辛くないですか?クビになりたくないですよね?「本音の愚痴は友達にいって、会社では「やる気ある人」を演じましょう。
評価は高いに越したことはありません。がんばりましょう!
